「SAIGON (サイゴン)」

ベトナム住民に魅了された写真家レーモン・コーシュチエは戦地ベトナムで多くの友人を得た。サイゴンの街を撮るばかりでなく、その住民の顔を街角や川縁で撮リまくってイメージとして収録した。この写真集は中でも有名人
アンドレ・マルロー氏や、作家グラハム・グリーン氏の賞賛をかち得た。

Distribution Albin Michel – Paris – 1955
Préface de Pierre-Jean Laspeyres
96 photos
Impression, Héliographia – Lausanne

「CIEL DE GUERRE EN INDOCHINE (インドシナ戦争の空)」

1953年当時インドシナ戦争に従軍するフランス空軍にその任務の様相を再検討させるために作られたこの写真集も、時と共に長期間成り行き不確かな紛争に貴重な証言をもたらす歴史的意味を持つものとなった。予約申し込み制で売られ、販売網に乗らなかったこの写真集は、数冊のみがインターネット上で収集家の取り合いの対象となっている。

Edition CAEO – Saigon – 1953
Préface du Général L.M. Chassin
106 photos
Impression Héliographia – Lausanne

「SAIGON 1955 – HO CHI MINH VILLE 2005, vue du ciel」

展示会の見物客が教師に伴われた生徒を含めて多大な数に昇ったにも関わらず、一般客用の資料は作られなかった。

カタログは存在するのだが、その数は限られ、外交団とベトナム共和国要人にのみ配られた。この写真集は現在収集家の間で法外な値段で取引されている。

Edition Consulat de France à Ho Chi Minh Ville – 2005
(エアフランス協賛、フランス総領事ニコラ・ヴァルネリ前書き)
40 photos
Impression Ho Chi Minh Ville

「PHOTOS DE CINÉMA Autour de la Nouvelle Vague 1958-1968(映画の写真集 ヌーヴェル・ヴァーグ前後1958-1968)」

この時期のレーモン・コーシュチエによる写真を集めてImage France Editions社が刊行している。
この写真集は仏フィルム・ライブラリー(BIFI)を指導したソルボンヌ大学映画学教授、マルク・ヴェルネ氏の協力を得て創られた。
「レーモン・コーシュチエの写真が我々に働きかける力は、写真に撮られた役者の例外的キャラクターに因るものではない。(これら著名な役者もこの頃にはほぼ新人であった)又、アラン・レネのもとで作業したジョルジュ・ピエールの場合のように映画監督の芸術的規模に由来するものでもない。誰よりも先に、映画ができあがって観客に供される以前に、ヌーヴェル・ヴァーグと呼ばれることになる新しい映画界の展開の精神を写真撮影時に既にとらえていることだ」とマルク・ヴェルネ氏は書いている。

Edition Image-France – 2007
Préface de Marc Vernet
111 photos
Impression Blanchard – Le Plessis-Robinson